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執筆者の写真靖子 赤松

『銀河鉄道の夜』レクチャーコンサートatみんなの絵本のお家



7月9日(日)いずみ中央駅すぐにある、みんなの絵本のお家をお借りしてレクチャーコンサート開催しました。


なんと、もう1ヶ月以上前です。

7月はこの企画と、私自身の勉強時間も重なり目が回りそうな忙しさで、やっと今、振り返っています。


たくさんの絵本に囲まれ、時々相鉄線がガタンゴトンと頭の上を通り過ぎていく音を心地よく感じながら

オーナーの森川さんの心のこもった朗読に合わせ、私も気持ちよく演奏させていただきました。


参加者さんの中には、今日がちょうどご家族の一周忌というタイミングの方がいらして

1年前のその時には流せなかった涙(突然すぎて)が自然と湧いてきて、やっと亡くなったご家族と向き合うことができました・・・

今日が一周忌なのと、このイベントが重なり、ご縁を感じます…

そうおっしゃってくれました。



銀河鉄道の夜は、生きること、そして、最期について改めて考えさせてくれるお話です。

本当の幸せ

これも大きなテーマですが

やはり、主人公ジョバンニが親友カムパネルラを失うことで終わる(完結していませんが)最後について

「なぜ?」と考えてしまう人は多いと思います。


ただただ、悲しいだけでない


死者を乗せた電車に乗っている人も、ついさっき、夢から覚めるまでそれに乗っていたジョバンニも別の世界にいるのではなく

行ったり来たりできるような

そんな不思議な明るさを私は感じます。


↑この日のプログラムです。


生きている


生きているってどういうことなんだろう


哲学の世界に入ってしまいますが

今、この記事を書いている

この瞬間も

一文字一文字が過去になっていく


一見儚いようにも見える今を積み重ね

日々生きている私たち


ならば

人のためになることをして

皆が幸せになることを願おうではないか


宮沢賢治さんのこの作品には

そういったメッセージと優しさが詰まっています。


森川さんの朗読は少女のような(年上の方に失礼ながら!)可愛らしさを感じました。


読み手が変わると

作品も違って聞こえるような気がします。


朗読のテンポ

強弱

間の取り方

表現


やさしく温かい朗読に音楽を合わせながら

この日も、皆さんのたくさんの想いを聞かせていただけて

幸せな時間を過ごすことができました。

























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